用意するもの
飼育ケース、筆、網またはガーゼ なければ三角コーナーに使うメッシュ地のもの
餌 キャベツ、ブロッコリーの葉、小松菜、ダイコンの葉、ナズナ、クレソンなど
飼育方法
幼虫の飼育方法
飼育ケースの下にティシュを敷いてあげてください。イモムシの糞は水っぽいので少しでも水分を吸収するためです。糞からウィルスや細菌に感染して亡くなることがあります。つねに飼育ケースの中は清潔にしてあげてください。
餌は新鮮なものをあげてください。幼虫は筆などにのせてそっと移してあげてください。
飼育ケースと蓋の間にガーゼか網のようなものを挟んでください。寄生蜂の侵入をふせぐためです。
飼育ケースは直射日光の当たらない涼しいところにおいてください。
一つの飼育ケースで飼うのは数匹にしましょう。
万が一幼虫が病気になった場合はすぐに取り出して外に出してあげてください。他の幼虫にも感染します。
採取する時は葉ごと持ち帰ってください。卵は乾燥しすぎると孵化しないので、孵化するまではタッパーのような入れ物にいれておくといいかもしれません。孵化が近づくと卵の色が濃くなってきます。
幼虫が蛹になったら飼育ケースの周りにティシュを挟んでいれてください。羽化した時、休めるようにしてあげます。
寄生バチ(アオムシサムライコマユバチ)
寄生バチは幼虫が2〜3齢の時にアオムシに産卵し、アオムシが蛹になる少し前に出てきます。出るとすぐにクリーム色の繭を作り2週間ほどで羽化します。
真夏は寄生バチの寄生率がとても高く、90パーセント以上が寄生されていることもあります。早春はまだ寄生バチの活動も活発ではないので寄生率も低いようです。
成虫の飼育
一辺が1メートルくらいの木枠に網をはります。なるべく広い空間で飼育してあげてください。
ネギ、ハルジオン、アブラナの花の蜜がとても好きなのでこれからの植物を鉢植えにしていれてあげるか、または水を入れた瓶にさしてあげてください。
もし季節的に花がない場合は瓶の蓋などに砂糖水や蜂蜜をスポンジや脱脂綿に含ませてあげてください。
飼育ケースは日当たりのよいところに置いてあげてください。
参考文献 学習研究社 原色ワイド図鑑 飼育T
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