晶子のお庭は虫づくし
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アゲハチョウ科>アゲハ(ナミアゲハ)
蛹について
緑色系と褐色系のものがある。この色の決定は終齢末期から前蛹期にかけての周辺環境により影響を受ける。色彩のみでなく臭刺激にもその因子でるらしい。
非蛹越冬は食樹の枝や幹で蛹化するものが多いが、石垣の凸凹などに移動して蛹化するものも少なくない。
越冬蛹は食樹を離れる比率がさらに大きくなり、板塀、庭石、家屋などに移って蛹化する。
水平移動の平均12m、高さは0~1.9mであった。このような場所で蛹化したものは常に褐色系である。
食樹上で越冬蛹となったものは緑色系が多い。
アゲハの幼虫を25℃のもとで、一日のうち、12時間以下の明所で飼育すると、100%が休眠蛹になり、14時間以上では休眠蛹にならない。
温度が低下(とくに夜間の温度低下)すると休眠蛹になりやすい。
アゲハちゃんの経歴 知人の高階さんがご自宅で車の方へ向かっていた幼虫を無事に保護し、2012年8月に無事に蛹になりました。 そのまま蛹越冬し、今年になって連休始めに光を調節するのをやめたら、ほぼ二週間で羽化したそうです。 羽化日 2013年5月16日(木) |
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2013.5.17(金) 羽化から2日目 高階さんからお預かりしたナミアゲハのアゲハちゃんです。 羽化したときに前翅を痛めてしまったようで、はばたくことはできるんですが飛ぶことができません。 |
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2013.5.18(土) 羽化から3日目 | 2013.5.20(月) 羽化から5日目 |
*夜間は翅を開いたままの個体と、翅を完全に閉じたままの個体があり、この翅態は夜をとおして不変です。 アゲハちゃんはいつも閉じていました。 |
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2013.5.21(火) 羽化から6日目 | 2013.5.22(水) 羽化から7日目 |
アゲハちゃんとキタテハちゃんですが、同じ飼育ケースの中で、それぞれ自分のテリトリーが決まっていました。 |
2013.7.17更新
参考文献及び引用文献
原色日本蝶類生態図鑑(Ⅰ)