晶子のお庭は虫づくし

アゲハの蛹について(蛹と寄生について)

アゲハの幼虫の見分け方 アゲハの蛹について(羽化の見極め方)

夏型と越冬型の蛹
秋に蛹になった場合、秋のうちに出てくる蝶と蛹越冬するものがあります。
(例 ナミアゲハ)

褐色型 緑色型 オレンジ型
夏型の蛹で、ごつごつした感じがします。蛹化後ホルモンが出ると褐色の蛹になります。 夏型の蛹です。明るい緑色です。越冬型の場合はもう少し暗い緑色になるそうです。 オレンジ色の越冬型の蛹です。夏型の緑色と同じように、すべすべしています。

幼虫が育つ時に昼間の長さが13時間半より短いと冬越蛹になります。室内で飼う場合はなるべく自然に近い状態で飼育してあげてください。秋、蛹になって2週間が過ぎても羽化が見られない場合は越冬蛹だと思われます。上の写真は一例ですので、越冬蛹と思われる場合は、なるべく温度変化の少ないところにおいてあげてください。越冬蛹は(暖房する部屋には絶対に置かないでください)外の雨風の当たらないところがいいと思いますが、玄関や物置などでもOKです。その時は時々乾燥しないように霧吹きをしてあげてください。

寄生について     

キイロタマゴバチに寄生されたと思われる卵です。 アゲハヒメバチに寄生された蛹です。腹部が少し黒く変色してるところがみられます。 ヤドリバエに寄生された蛹です。腹部か黒くなってきています。 アオムシコバチに寄生された蛹です。胸に近い腹部が伸びた形になります。
  アゲハヒメバチ うじヤドリバエの蛹 アオムシコバチ

ヤドリバエは葉に卵を産み、それを幼虫が葉と一緒に食べて寄生されます。寄生された蛹は腹部を曲げても元にはもどりせん。(蛹が生きていば腹部が動きます。)

 

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